浅口市は８月９日、大規模災害が発生した時にキッチンカーが避難所などで炊き出しを行う協定を岡山県の協会と結びました。

浅口市役所で行われた調印式では、浅口市の栗山市長とキッチンカーを所有する企業約３０社でつくる県キッチンカー協会の水谷勝代表理事が協定書にサインしました。

協定では、浅口市内で大規模災害が発生した時に、会員企業が所有するキッチンカーが避難所などに出向き、被災者に温かい食事を提供することなどが盛り込まれています。

（浅口市　栗山康彦市長）
「災害にあった方、災害にあった地区は皆さん心身ともに疲れている。そういった時にこういったキッチンカーの優しさ、温かさは本当に必要だと思う」

９日は、キッチンカー２台によるデモンストレーションが行われ、イタリア料理のあげピザや台湾料理のルーローハンが市の職員らにふるまわれました。

（岡山県キッチンカー協会　水谷勝代表理事）
「被災者は気持ちが沈んでいると思うので、冬は温かいもの、夏は冷たいものを食べてもらって少しでも笑顔をもたらせるようにと思っている」

県キッチンカー協会が県内の市町村と協定を締結するのは、２０２２年１２月の倉敷市に続いて２番目です。