熱戦が続く、夏の甲子園。岡山代表のおかやま山陽高校は８月１３日、岐阜の大垣日大高校と対戦し、劇的なサヨナラ勝ちで３回戦進出を決めました。

おかやま山陽は初回、２アウト２塁３塁といきなりチャンスを迎え、バッターは５番、入江。高めの変化球をレフト前へ運び、２点を先制します。

一方、守りでは２年生の三宅、３年生の西野がそれぞれ粘りのピッチングで、大垣日大打線を７回まで１点に抑えます。

しかし８回。大垣日大の４番、高橋の打球はライトのポール際へ。ゲームは振り出しに戻ります。

９回は両チームとも無得点で、試合はノーアウト１塁２塁から始まる延長タイブレークに突入。おかやま山陽の１０回のマウンドには３番手、エースの井川。大垣日大にダブルスチールを仕掛けられると…キャッチャーの３塁への送球が悪送球となり、遂に勝ち越しを許します。

後がない、おかやま山陽。その裏、２アウト満塁のチャンスを迎えると…

３番、キャプテン渡邊に大垣日大のエース・山田が投じた２球目が暴投となり、３塁走者井川に続いて、キャッチャーの悪送球で２塁走者山崎も生還。劇的な逆転サヨナラ勝ちで３回戦進出を決めたおかやま山陽。チームスローガンの「甲子園で３勝」まであと１勝となりました。次は西東京の日大三高と対戦します。