山梨県に本社があり、全国で７９０店舗を展開する菓子製造・販売大手の「シャトレーゼ」は店舗拡大に対応するため、２０２４年４月に浅口市に工場を新設すると発表しました。

シャトレーゼによりますと、工場は国道２号沿いの浅口市金光町佐方に新設され、延べ床面積は約１６００平方メートル。既存の建物を菓子工場に改修する計画です。

会社ではこの工場を関西と中国、四国地区への商品供給生産拠点と位置づけ、団子や大福、おはぎなど和菓子類を中心に生産し、１１８店舗に供給します。将来的にはケーキやプリンなどの洋菓子類の生産にも取り組む計画です。

シャトレーゼは現在、沖縄県を除く、全国４６都道府県に７９０店舗を展開していて、このうち１７５店舗は過去２年の出店で、急成長が続いています。

浅口市の新工場稼働は２０２４年４月を予定していて、工場で働く約４０人のうち、７割程度を地元で採用することにしています。

シャトレーゼでは「店舗数の増加に伴う商品供給体制の強化のため、作りたてのお菓子をなるべく早いタイミングで提供したいという思いから、旗艦工場がある山梨県から配送距離がある地域に新工場の設立を決定した」としています。

会社では２０２４年中に浅口市の浅口工場とともに鹿児島県鹿屋市、山形県寒河江市でも新工場を稼働させる計画です。