岡山市が２０２４年度から値上げを計画している水道料金について、市は１１月２２日、当初示していた値上げ率を２０２４年度からの２年間は抑え、段階的に上げていく方針を明らかにしました。

（岡山市　大森雅夫市長）
「その次の世代にも残していきたいのでご理解していただきたい」

岡山市によりますと、水道料金の値上げ率について来年度からの２年間は、平均１５・７％とし、その後の２０２６年度からは２０％として段階的に値上げを進めるということです。

一般的な家庭で来年度からは１カ月で２９０円、２０２６年度からは３７０円、負担が増えることになります。

これまで市は、浄水場の耐震化工事などで、費用が増加したことなどから、２０・６％の値上げ率で計画していましたが有識者らで作る水道事業審議会からの提言を受け見直した形です。

岡山市は２０３１年度までに水道局の人員を１５人削減し、経費の削減を進めることにしていて市は、１１月末に開会の定例市議会に改定案を提出するということです。