岡山市で２月２８日、２０２５年春卒業予定の学生を対象にした就活イベントが開催されました。働き方改革が進められる中、学生が企業を選ぶポイントは？

岡山市北区で行われたイベントには県内の企業６０社のブースが設けられ約１６０人の学生が担当者から企業概要などの説明を受けていました。

参加した学生に企業を選ぶポイントを聞くと…

（就活生は…）
「残業は嫌。学校でも放課後に残るの嫌。自分の時間を大事にできる企業を選びたい」
「有給休暇がどのくらいとれるか。仕事だけでなくプライベートも充実させたいので」
「フレックスとか働き方の自由度、どんな福利厚生があるか見定めながら選びたい」

就職情報サイトを運営するワンキャリアの調査によりますと、学生が企業選びにおいて最も重視しているのが「給料の高さ」、次いで「ワークライフバランスの確保」「福利厚生の手厚さ」となっています。

（戸田奈沙記者）
「こちらの会社では男性の育児休暇の取得率や賞与の回数などを掲示して学生にアピールしています」

企業側は休日の数などを具体的に示し、働きやすさをアピール。主催者によりますと経済状況の好転などから企業の採用意欲は高まっていて、２０２４年も学生有利の売り手市場は続き、優秀な人材を複数の企業が取り合う構図になっているといいます。

（シーズ企画広報チーム　木戸ほのかさん）
「採用しても辞めてしまったら意味がない。マッチングが少しでも図れる場になればと対面で実施している」

面接などの採用活動は６月１日から始まります。