新見市のＪＲ伯備線・井倉駅で、２０２４年春に引退する特急「やくも」の車両の写真が入ったオリジナルグッズが販売され人気となっています。

新型車両の導入に伴い２０２４年春での引退が決まっている、旧国鉄時代の「振り子式車両」３８１系。現在、岡山と山陰を結ぶ特急「やくも」で運行されていて、最後の雄姿を見ようと全国から鉄道ファンが訪れています。

駅周辺の住民らで作る井倉駅の運営委員会では、３８１系のやくもと地元の観光地、井倉峡のイラスト入りの「井倉駅観光記念証」と、 駅スタンプがデザインされた「井倉駅・駅スタンプ缶バッジ」を製作しました。 「ようこそ伯備線井倉駅へ」と書かれた「井倉駅観光記念証」は井倉駅の駅スタンプを寄贈した鉄道カメラマンの坪内政美さんの監修で、３８１系の車両やお召し機関車「Ｄ５１８３８号機」などの写真が入っています。

この「観光記念証」と缶バッジの販売を６月４日から駅で始めたところ、遠くは愛知県や長野県、神奈川県など県外からもファンが訪れ、グッズを買い求めていて、特に缶バッジは最初の２日間で用意した１００枚が完売となりました。現在も追加発注しながら販売を継続しています。

運営委員会ではこの「観光記念証」と「駅スタンプ缶バッジ」の販売で、駅を訪れる鉄道ファンや観光客に記念にしてもらうだけでなく、新見市内への観光客誘致や鉄道の利用促進につなげたいとしています。

この「観光記念証」と「駅スタンプ缶バッジ」は各３００円（税込み）で、駅にある観光販売所で販売されています。（営業時間は年始除く毎日午前８時３０分～午後２時３０分）