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2023.09.25

耕作放棄地から生まれたクラフトコーラ…小豆島で話題の「もったいないこーら」って!?【香川】

瀬戸内のエコな話題をお届けする「エコナビ」。今回紹介するのは、小豆島で作られているクラフトコーラです。名前は「もったいないこーら」。実は環境にやさしいコーラなんです。

瑞々しいレモンが惜しみなく鍋に投入されます。

(もったいないこーらファンド 太田翔さん)
「レモンを主役にしてオリジナルのクラフトコーラを作っている」

3年前、静岡県から小豆島に移住してきた太田翔さん。オリジナルのコーラを製造し2023年7月から港の観光センターなどで販売しています。

(藤本紅美アナウンサー)
「レモンを煮込んで作ったコーラ、いただきます。最初に柑橘の香りが広がってその後スパイスの香り。スッキリしていて飲みやすい」

商品名は「もったいないこーら」。一体何がもったいないのでしょうか?製造場所から、車で約10分。到着したのは収穫間近のレモン畑です。実はこの畑、太田さんが移住してきた3年前は…

(もったいないこーらファンド 太田翔さん)
「レモンの木が覆いかぶさるくらい草が生えていて、いわゆる耕作放棄地だった」

管理する人がいないため、実った果実は放置され朽ちていくばかりでした。香川県では過去1年以上作物を栽培せず、今後、数年の間で再び耕作する意思のない土地、「耕作放棄地」が増加しています。

(もったいないこーらファンド 太田翔さん)
「誰の手にもかからず収穫されずだと養分が実に抜けて実は朽ちて落ちるが、木の栄養が枯渇する。人の手が入ることは必要不可欠」

土地の所有者に許可を得て畑の管理を始めた太田さん。コーラには他にも、使い道がなく捨てられる可能性があったキンカンやダイダイなど、小豆島産の“もったいない果実”がブレンドされています。

(もったいないこーらファンド 太田翔さん)
「小豆島には耕作放棄地が点在していて背景をたどるときりがないが、なるべく島の先輩が育てた柑橘を何かに消化して、同じ気持ちをもった人が集まって色んな取り組みが生まれていけば」