香川県の小豆島で少子高齢化やオーバーツーリズムなどの課題を解決しようと、無人航行システムを搭載した船を活用した実証実験が始まりました。

実証実験が始まったのは、香川県小豆島町です。この日は、無人航行システムを搭載した船が、町内の池田港と神浦漁港を往復しました。

島が抱える少子高齢化や観光需要の回復によるオーバーツーリズムなどの課題に対応しようと、町と、島の観光振興などに携わる一般社団法人が連携協定を結び実施しました。実験を通じて島民や観光客のニーズなどを調べ、実用化の可能性を探ります。

（船に乗った人は…）
「全部自動でやってくれるので、小さな鳥とかもよけていたので、すごいの一言」

（小豆島町　大江正彦町長）
「こういった新しい取り組みで少しでも地元の人や観光客の利便性が高まるような海の道の使い方を模索していきたい」

町などは今後、ドローンを活用した新たな観光支援策などについても実証実験を行うことにしています。