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2023.10.12

落雷で屋根の一部焼く…坂出市の国宝・神谷神社本殿の修理始まる【香川】

坂出市の神谷神社で2022年9月、落雷で屋根の一部が焼けた国宝の本殿の修理工事が今月から始まることが決まり、起工式が行われました。

起工式には、神谷神社や工事に携わる関係者など約20人が参加し、工事の安全を祈願して神事が執り行われました。

鎌倉時代初期の1219年に完成した国宝、神谷神社の本殿は、建造された年が明らかなものの中では国内最古の神社建築として知られていましたが、2022年9月27日、落雷による火事で木造檜皮葺の屋根の一部、約47平方メートルが焼けました。

工事は10月下旬から始まり、文化財建造物保存技術協会の監理のもと、2025年9月末頃まで行われる予定です。費用は約1億5000万円で、国の補助金や神社が集めたクラウドファンディングなどからまかなわれます。

(神谷神社 中尾格宮司)
「(被災してから)時間が経つのが早かった。昔からやってきているように、これからも守っていく」

神谷神社では、工事の経過を映像に記録するなどし、文化財への理解を深めたいとしています。