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“バブル時代の都市構想”も垣間見え…50周年の「岡山県民手帳」から世相が見える【岡山・岡山市】

2023.10.18

“バブル時代の都市構想”も垣間見え…50周年の「岡山県民手帳」から世相が見える【岡山・岡山市】

10月18日は国が定める『統計の日』です。岡山県の統計データを詰め込んだ岡山県民手帳が創刊から50周年を迎え、過去の手帳を集めた展示が岡山県立図書館で始まりました。

人口などの統計に、祭りの開催日程まで、岡山県にまつわる“ありとあらゆる情報”が掲載された岡山県民手帳。1974年に創刊し、50周年を迎えました。

51冊目となる最新の2024年版は、モモをイメージしたピンクとデニムカラーのリバーシブルの表紙で、10月25日に発売されます。

(岡山県統計分析課 齊藤秀哉課長)
「おもしろい特徴として、天気のマークがある。過去10年間でいつ雨が降ったかを示している。これを見ると岡山県が晴れの国というのが分かるのでは」

岡山県立図書館では、創刊50周年を記念して過去の手帳を展示していて、手帳の進化と共に、岡山の歴史を振り返ることができます。

例えば1988年版にあるのは、当時進行中だったダム建設やニュータウン計画をまとめたページ。バブル時代の都市構想を垣間見ることができます。また、時代に合わせて情報は毎年更新され、10年前の手帳で防災に関するページは「心得」のみの掲載でしたが、最新版では避難の警戒レベルや非常時の持ち出しリストなど、情報が拡充しています。

(岡山県統計分析課 齋藤秀哉課長)
「岡山県の50年の歩みを知ることができると思う。ぜひご覧になっていただき歴史を知って未来に思いを馳せてもらえたら」

この展示は岡山県立図書館で11月19日まで行われています。