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2023.10.18

まるでマツの“腹巻”みたい…岡山後楽園で冬支度「こも巻き」 県外からも観光客が【岡山・岡山市】

名園で早くも冬支度です。岡山市北区の後楽園で10月18日、マツを害虫から守る「こも巻き」が行われました。

すっきりとした秋晴れのもと、1本1本、作業を進めます。こも巻きは、マツの幹に「こも」と呼ばれるワラを編んだむしろを巻いて、冬を越すために地中に降りてくる害虫をおびき寄せ、駆除するものです。

毎年立冬を迎えるこの時期に行われ、造園業者12人が約240本のマツの幹に「こも」を巻きつけて縄で縛っていきました。訪れた人は作業の様子をカメラに収めるなどして、後楽園の秋の風物詩を楽しんでいました。

(訪れた人は…)
「(広島・福山市から)1年間の後楽園の風物詩を見たいと思って来た」
「腹巻みたい。マツの木も害虫から守られて良い」

(岡山県後楽園事務所 石井謙次所長)
「穏やかな中で作業ができた。季節を感じてもらえる場になれば」

翌年2月には「こも」を取り外し焼く、「こも焼き」が行われる予定です。