運転士の人材確保を目指すユニークな取り組みです。岡山市で路面電車を運行する岡山電気軌道が１１月２３日、電車の運転体験付きの会社説明会を開きました。

社員の指導を受けながら、敷地内の軌道、約５０メートルで路面電車を運転します。仕事の魅力をリアルに感じてもらおうと、会社説明会の一部として企画された取り組みで、２２歳から６０歳までの男女１７人が参加しました。

岡山電気軌道ではコロナ禍以降、路面電車の運転士不足が深刻化していて、東山線では日中の運行間隔を通常の６分から８分に広げる形で減便を余儀なくされているということです。

（参加者は…）
「体験をして、採用に向けて考えられるのはすごくプラスになった」
「電車が大好きなので、見て乗って運転できたら良い」

岡山電気軌道はこうした説明会を通じて路面電車の運転について関心を高めてもらい、２０２４年１月までに４人程度採用したいとしています。