高松空港と台湾南部の高雄との間で、１１月２７日からチャーター便の運航が再開されました。香川と台湾の間で交流の拡大が期待されています。

午前１０時５５分、予定より１５分早く到着した高雄からのチャーター便。乗っているのは観光客だけで、約１６０の座席はほぼ満席の状態で運航されました。

到着ロビーでは、空港や香川県の関係者が出迎える中、乗客が大きなバッグを持って次々と現れました。

（台湾からの観光客）
「お会いできてうれしい。３年ぶりに来て楽しい」

乗客の多くは香川を中心に中四国や関西を巡るということで、平年より遅い紅葉や台湾で人気のある香川漆器など伝統工芸に関心を示していました。

（台湾からの観光客）
「紅葉を見るのが楽しみ。（Ｑ：香川漆器のルーツの場所だが？）ぜひ見てみたい」

高松ー高雄間のチャーター運航は、コロナ禍で中断した２０２０年３月以来で、２０２４年１月末まで週３往復運航されます。

また高松と台湾の間では、週４往復している台北線も搭乗率が約８割と好調で、２０２４年１月からは週５往復、２月からは週７往復への増便が決まっています。