ＪＲ四国は１１月２８日、月の鉄道運輸収入を発表し、コロナ禍前の２０１９年度の数字を上回り、回復していることを明らかにしました。

（ＪＲ四国　西牧世博社長）
「戻ってきたなということで四国内の動きが本州と同じくらいになってきた。いろいろ施策を打ってコロナ前に近づくよう努力する」

ＪＲ四国の西牧社長が２８日の会見で明らかにしました。１０月の鉄道運輸収入は３３億６４００万円で、コロナ禍前の２０１９年度の同じ時期と比べると１１１％となりました。

コロナ禍以降、鉄道運輸収入は低迷が続き、最近になって回復傾向にありましたが、コロナ禍前の数字を上回るのは今回初めてです。１０月は気候が良く人の動きが活発で、２０２３年５月の運賃値上げによる効果が現れたと見られています。

一方、１１月は速報値で２０１９年度の８８％にとどまり、１０月ほどの回復は見せていないということで、油断できない状況が続いています。