高松市内で路線バスを運行することでんバスが、運転手不足などを理由に２０２４年度から現在ある１９の路線のうち１３の路線で減便し、２つの路線を廃止する方針であることがわかりました。

ことでんバスと高松市がまとめた再編計画によりますと、減便対象となるのは、市内を走る鹿角線や塩江線など１３の路線です。現在、１９の路線で平日は、４２８便を運行していますが、２０２４年４月から最大１７０便を減便するということです。

対象となる具体的な便は、まだ決まっていません。またＪＲ高松駅と県立中央病院を結ぶ朝日町線など２つの路線を廃止します。

利用客の減少や運転手不足に加え運転手の労働時間に上限を設けるいわゆる「２０２４年問題」が控えていることが主な要因としています。減便などの一方で、利用者の利便性向上を図るため路線の新設や増便も行います。

高松市は、国の認定を求めて２０２３年内には四国運輸局に再編実施計画を提出する予定です。