熱戦が続く岡山・香川の高校総体もいよいよ終盤です。岡山のバレーボール競技は６月１３日、笠岡市で男女の決勝戦が行われました。

（渡邊大祐アナ）
「まずは女子の決勝戦。２０２１年の春高日本一の就実に岡山東商業が挑みます。」

注目は、高校最強ツインズ、就実の深澤姉妹。

第１セットは４番の姉・深澤めぐみが躍動。持ち味の切れ味鋭いスパイクで得点を重ね、就実が第１セットを２５対１５で先取します。

続く第２セット。対する岡山東商業は５番土倉朱理にボールを集め反撃を試みます。

しかしここで気迫のこもったプレーを見せたのが就実の１番・妹の深澤つぐみでした。姉に負けじとキレのあるスパイクを打ち込めば、守備では高さのあるブロックで相手をシャットアウト。

深澤姉妹の活躍が光った就実がストレートで勝利し、インターハイへの切符を手にしました。

（就実　深澤つぐみ選手）
「守備が甘い所があったので徹底したいと思う。」

（就実　深澤めぐみ選手）
「チャレンジャー精神を忘れずに一戦一戦を戦って頂点に立てるよう頑張る。」

一方、男子の決勝戦は岡山東商業と玉野光南の顔合わせとなりました。

両チーム１セットずつ取って迎えた最終第３セット。勝負を決めたのは玉野光南のキャプテン１番松本大空でした。

２３対２０と玉野光南が３点リードの終盤、２枚ブロックの横を抜く技ありのスパイクでこのゲームのマッチポイントを迎えると。

最後は相手ブロックを弾き飛ばす破壊力抜群のスパイク！

頼れるキャプテンの活躍でフルセットの接戦を制した玉野光南がインターハイ出場を決めました。

（玉野光南　松本大空主将）
「（２０２１年４月の）春季大会で岡山東商業に負けて借りを返さないといけないと思って頑張った。インターハイでは上位を狙えるよう頑張る。」

両校は７月から石川で始まるインターハイに出場します。