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【続報】それぞれの思いを胸に鎮魂と復興の祈り…西日本豪雨から3年…倉敷市と総社市で追悼式【岡山】

2021.07.06

【続報】それぞれの思いを胸に鎮魂と復興の祈り…西日本豪雨から3年…倉敷市と総社市で追悼式【岡山】

岡山県内で甚大な被害が出た西日本豪雨から7月6日で3年です。被害の大きかった倉敷市真備町と総社市では追悼式が行われ、被災地は鎮魂と復興の祈りに包まれました。

「黙とう」

最大の被害が出た倉敷市真備町の追悼式。伊東香織市長が犠牲者に哀悼の意を捧げ復興への決意を新たにしました。

(倉敷市 伊東香織市長)
「私たちは豊かな自然と歴史、文化に包まれた我が町真備を未来につなぐため、互いに支え合い強い絆と復興への思いを力に前に進んで参ります。どうぞお見守りください。」

3年前の7月6日、岡山県を襲った西日本豪雨。関連死も含めた死者は95人、8000棟を超える住宅が全半壊しました。

特に倉敷市真備町は、小田川の堤防が決壊し県内で最も被害が大きくなりました。

追悼式では、母親を亡くした松村好美さんが思いを語りました。

(遺族代表 松村好美さん)
「気を付けてなあという私の言葉に、ありがとうと答えてくれたのが母との最後の会話になりました。このつらい経験を教訓として前に進んでいくことが復興につながり、頑張り屋だった母にも気持ちが届くのではないかと思います。」

一方、浸水に加えアルミ工場の爆発などの被害が出た総社市でも追悼式が行われました。

(総社市 片岡聡一市長)
「本当は忘れてしまいたいけれども忘れるわけにはいきません。二度とこのことを繰り返さないように苦しい、悲しいけれど語り継いでいかなければならない。それが3年前のあの日です。」

西日本豪雨から3年…。被災地はそれぞれの思いを胸に鎮魂と復興の祈りに包まれました。