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【備えのツボ】過去からの警鐘 大規模浸水被害 ハード対策だけで十分?【岡山・香川】

2021.08.26

【備えのツボ】過去からの警鐘 大規模浸水被害 ハード対策だけで十分?【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」のコーナーです。
台風シーズンのいま、香川県内の約2万2000戸が浸水した台風の被害から、その教訓を探ります。

(防災士 小林宏典記者)
「高松市中心部を南北に貫く中央通りです。いまから17年前、この場所は信じられない台風の被害に見舞われました」
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「過去からの警鐘」
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2004年8月30日、瀬戸内海の沿岸部は、台風16号による大規模な高潮が発生。
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香川県では、高松市を中心に、約2万2000戸が浸水被害に見舞われました。
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この時の高潮が、堤防の整備など、その後のハード対策の基になりました。

「ハード対策だけで十分?」
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もちろん県民の命や財産を守るために、ハード対策が必要なのは言うまでもありません。
しかし、被害を最小限にとどめるためには、ハード、ソフト両面での対策が重要です。
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ソフト対策とは、事前にハザードマップの浸水想定エリアや、いつどこへ避難すれば安全なのかを確認し、最新の災害情報に耳を傾けることです。
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温暖化の影響で、台風は強大化する傾向にあり、ハード対策だけに頼った防災対策は、それを超える災害が発生した場合、被害を拡大させるリスクをはらんでいます。
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そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。
想定を超える災害はいつ起きてもおかしくありません。
ハード対策だけに頼らず自分でできる最大限の備えをお願いします。
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