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なぜ事故は起きたのか…シニアカー死亡事故発生の踏切で現場点検【香川・観音寺市】

2021.09.06

なぜ事故は起きたのか…シニアカー死亡事故発生の踏切で現場点検【香川・観音寺市】

8月、観音寺市の踏切でシニアカーに乗っていた女性が特急列車にはねられ死亡した事故を受け、9月5日、警察やJRなどによる合同の現場点検が行われました。

観音寺市大野原町のJR予讃線花稲踏切では香川県警やJR四国、それに市の職員ら12人が踏切周辺の設備や道路状況を点検しました。

この踏切では8月26日、横断中のシニアカーが線路上で立ち往生し、特急列車と衝突。シニアカーに乗っていた75歳の女性が死亡しました。

点検では、実際にシニアカーに乗って踏切を横断するなど事故当時の状況を再現し、踏切を渡る際は最短距離で線路に直角に通行するなど安全な運転方法も確認しました。

(観音寺警察署交通課 矢嶋浩司課長)
「最近はシニアカーの事故は無かったが、普及し始めた10数年前は事故があった。慣れからくる事故でもあったと思う。今一度、シニアカーの特性、危険性、安全な運転の仕方を広報したい」

点検を受け、警察では地域の高齢者を対象とした安全運転教室などソフト面の対策や路面標示などハード面の対策を検討していきたいとしています。