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県内初“スムーズ横断歩道” 最大10センチの高低差 車の減速を促し歩行者の安全を守る【岡山・津山市】

2021.09.07

県内初“スムーズ横断歩道” 最大10センチの高低差 車の減速を促し歩行者の安全を守る【岡山・津山市】

交通事故減少に期待がかかる岡山県内初の取り組みです。

車のスピードを抑え、歩行者の安全を守る新しいタイプの横断歩道が津山市に試験的に設置されました。

津山市の住宅地、山北地区。近くにある小学校の通学路にもなっている制限速度が30キロのエリアです。

この横断歩道は生活道路の安全対策の社会実験として、国土交通省と警察などが新たに設置したものです。

長さは6メートル幅4メートル。スムーズ横断歩道と呼ばれ横断歩道と車道の高さをそろえ、車道側に最大10センチの高低差をつけています。

車の進入路にはゆるやかな傾斜をつけ、減速を促します。

横断歩道の前では車が減速して止まり、通学の子供たちが渡っていました。

(保護者は…)
「子供が歩いていてもスピードが出ている車もあるので、少しでも安全になれば。」

(岡山県警交通規制課 山上邦生課長補佐)
「車両の走行速度を抑制するのと合わせて歩行者が遠くからでもよく見える状況を作れるので、歩行者がいる場合には車がきちんと止まる効果も期待できる。」

この横断歩道は9月30日まで設置され、国土交通省は横断歩道の近くにカメラなどを設置し、歩行者の安全が守られているか検証することにしています。