魚介類の恵みに感謝するとともに水産業の発展を祈る「お魚供養祭」が１０月１２日、岡山市の中央卸売市場で行われました。

お魚供養祭は、岡山水産物卸売人協会が毎年行っているもので、魚の卸売業者など約１００人が参加しました。魚をさばく包丁などを清めたあと祭壇に玉ぐしを捧げるなどして魚を供養しました。

例年は、地元の児童らによる稚魚の放流も行われますが、今年は密を避けるため神事のみの実施となりました。

（岡山水産物卸売人協会　日種一郎会長）
「生きた魚介類の命をいただいて生業を立てている者として供養はしなければならないこと。集まっていただいた方も同じ気持ちで市場を盛り上げていこうというきっかけになれば。」

コロナ禍で飲食店の休業などが続き、大きな打撃を受けている水産業ですが、関係者らは、１日も早い回復を祈願していました。