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旧国鉄時代の車両を復活 CF目標達成!水島臨海鉄道 2022年秋お披露目ヘ【岡山・倉敷市】

2021.10.18

旧国鉄時代の車両を復活 CF目標達成!水島臨海鉄道 2022年秋お披露目ヘ【岡山・倉敷市】

倉敷市の水島臨海鉄道が、旧国鉄時代に使われていた車両を復活させようと行っていたクラウドファンディングが、当初の目標額を大きく上回る2300万円余りを集めて終了しました。

今後、計画はどうなるのか?実現に向け大きな1歩を踏み出した関係者を取材しました。

(水島臨海鉄道運輸部旅客係 大森史絵リーダー)
「2300万円を超える応援をいただいた。非常に光栄に思っています」

クラウドファンディングで集まった金額は、なんと2363万円。

実は、8月中旬に始めて、1週間で最初の目標額1300万円を達成したため、セカンドゴールを2500万円としたところ、2カ月間で1337人から2300万円を超える資金が集まりました。

これは、1960年製造の「キハ205」とよばれる気動車を復活させようと行われたもので、集まった資金は、エンジンのメンテナンスや塗装、内装をし直すために使われます。

「キハ205」は、旧国鉄時代に四国で活躍し、1988年水島臨海鉄道が購入、倉敷市内を走りましたが、4年前、老朽化のため引退し、車両基地で眠っていました。

オルゴール式のチャイムなど、旧国鉄時代の面影を残すこの車両は、懐かしさを覚えるファンも多く、今回のクラウドファンディング成功につながりました。

(水島臨海鉄道運輸部旅客係 大森史絵リーダー)
「鉄道ファンもいらっしゃったが、沿線で倉敷に住んでいますという応援メッセージもたくさんいただいて、今回は沿線の方の力も非常に大きかった」

水島臨海鉄道では、所有するほかの旧国鉄時代の車両も、今回集まった資金で当時の色に塗装し直し、キハ205と連結するなどして、2022年10月、鉄道の日のイベントでお披露目したいとしています。

(水島臨海鉄道運輸部旅客係 大森史絵リーダー)
「“キハ”が全国的に消えていく中で、当社が保有している“キハ”を楽しみにしていただいて、コロナ禍ではあるが色んな水島臨海鉄道をお届けできたら」