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早くも“迎春”準備…県北伝統の正月飾り「作州飾り」作り最盛期 コロナ収束を願う【岡山・津山市】

2021.10.27

早くも“迎春”準備…県北伝統の正月飾り「作州飾り」作り最盛期 コロナ収束を願う【岡山・津山市】

半世紀ほど前まで盛んに作られていた正月飾り「作州飾り」の製作が津山市の農家で最盛期を迎えています。

(お飾り生産者 中島昭治さん)
「メガネの部分が平らにならず起きてるのが特徴なんです。」

作州飾りを作っているのは、津山市下田邑の農業中島昭治さんのお宅で、作業するのは妻の千恵子さんです。

作州飾りは50年ほど前まで津山市の田邑地区で盛んに作られていましたが、高齢化などによって受け継ぐ人が減り、今では中島さんだけとなりました。

作州飾りは、ワラを編んだあとメガネのような形をした部分が前にせり出し、「水引」を結び付けて仕上げているのが特徴です。

(作州飾りを作る中島千恵子さん)
「コロナが一日も早く収束しますように願いを込めて作っています。みんなに幸せが来ますように飾ってもらえたらうれしい。」

作州飾りの大きさは、15センチから50センチまで5種類あり、12月上旬には縁起物の果物、ダイダイなどを飾り約300個を仕上げます。