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なぜ交通事故が増えた?「緊急事態宣言」解除後 急に…データ分析で見えてきたもの【岡山】

2021.11.05

なぜ交通事故が増えた?「緊急事態宣言」解除後 急に…データ分析で見えてきたもの【岡山】

岡山県内では、5日も女性が重体となる交通事故がありました。

緊急事態宣言の解除後人の動きが活発となっています。交通量も増える中、事故から身を守るための注意点を取材しました。

5日早く、倉敷市茶屋町で歩行者が乗用車にはねられる事故がありました。この事故で、道路を歩いて横断していた高齢女性が意識不明の重体です。

(生本ひなの記者)
「緊急事態宣言が明け、人出が増え始めた今、道路を横断している人が車にはねられる事故が多発しています。」

県警によりますと10月、県内では9件の交通死亡事故が発生しました。

そのうち7件は歩行者が道路を横断中に起こったものでした。特に夕方から夜にかけて多発しているということです。

(岡山県警交通企画課交通事故分析官 河本貴文さん)
「宣言解除の時期と例年秋口交通事故が増えるその時期が重なったことも交通死亡事故が増加している1つの原因ではないか。」

今までの緊急事態宣言期間中と宣言解除後の県内の事故の発生件数です。自粛期間が終わると人身事故の件数が増えているのが分かります。

(岡山県警交通企画課交通事故分析官 河本貴文さん)
「交通量が増えると事故も増えるので運転者は前方だけでなく前方左右をしっかり確認してほしい。歩行者は横断歩道を渡るようにして夜間は反射板を身に付けるよう心がけてほしい。」

更なる人出の増加が予想される年末に向け、歩行者も運転する人も普段以上に気を引き締め、安全確認の徹底が求められます。