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2021.11.09

ご当地グルメ「カキオコ」ブームの秘密は20年前の“ゴールデンシート”に…【岡山・備前市】

備前市日生地区の名物、カキのお好み焼き「カキオコ」のシーズン到来です。旬の味を求めて、店は賑わい始めています。

実は今シーズンは、カキオコを前面に押し出した町おこしを始めて20年の節目の年…コロナ禍を乗り切りながら奮闘する地元の店を取材しました。

山盛りの千切りキャベツに、とろとろの生地。その上に乗るのは…水揚げされたばかりのぷりっぷりのカキ、130グラム。

(堀律子さん)
「今年は最初から身がいい。色もいい。乳白色」

先週から始まった備前市日生地区のカキの水揚げ。昭和37年創業の地元のお好み焼き店「ほり」では、今年のカキを使ったご当地グルメカキオコの提供を始めました。

(堀律子さん)
「キャベツとカキを蒸し焼きにしている。カキのエキスが、じわっと入っていく。生地とキャベツに」

関西風でも広島風でもない、日生風。唯一無二の味を求めて、平日のきょうも開店と同時に多くの客がやってきます。

(山口からの客)
「カキと合うかなと思っていたけど、あいましたね」

(岡山市の客)
「カキがこんなに入っていると思わなくて、3つくらいと思っていたけど、どっさりだったので感動した」

今では全国的に有名となったカキオコ。しかし、元々は地元で親しまれるグルメで、日の目を見ることはありませんでした。

20年ほど前、転機は突然訪れます。

(堀さんのご主人)
「ここに座って食べた人が、美味しいと言って広めたいって、皆を巻き込んで、活動を始めたのがはじまり」

たまたま店に来て、カキオコを食べた岡山県職員の男性が、その味に感動し、ボランティアでPRを開始。

堀さんら、地元のお好み焼き店主らが連携し、2002年1月26日に「日生カキお好み焼き研究会」を結成したのです。

(堀律子さん)
「本当に寂しい街で、誰かにきてほしいという思いがあったから、全面的に協力しますと。あの頃、皆が一丸になって、一つの目標に向かっていったから楽しかった」

そして、カキオコが全国に知られる決定打となったのが…ご当地グルメの祭典、B-1グランプリ。

9年前、「日生カキオコまちづくりの会」は、全国63の団体の中で5位の好成績をおさめました。

(堀律子さん)
「20年でぐっと変わった、20年前は寂しかった。それから3、4年経ってどんどん人が来て下さって」

20年前、ひとりの客が、この席で味に感動したことで始まった日生のカキオコブーム。今、その席はゴールデンシートと呼ばれ、一つだけ金色です。

(堀律子さん)
「カキオコが20歳になりました。なるべく衰えをみせず、日生のカキをPRしていきたい」

カキオコの味を引き立てる日生のカキは、これから2022年2月頃まで食べ頃が続きます。
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