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2021.12.06

薬を「ドローン」でお届け オンライン診療が進んでも…“空飛ぶ流通”で課題解消【岡山・和気町】

中山間地域に住む患者たちに、ドローンで薬を届けます。

行政と民間が連携して医薬品をドローンに乗せて輸送する実証実験が、6日から岡山県和気町で始まりました。

(竹下美保記者)
「全長約3・7メートルの医薬品を乗せたドローンが、約10キロ離れた医療機関に向けて飛び立ちました」

岡山県和気町と宅配業者の「ヤマト運輸」が、6日から始めた実証実験です。

医薬品をドローンで輸送し、医療機関や中山間地域の患者に届けようというもので、運用の課題やコストについて検証します。

赤磐市の配送センターを出発したドローンは、約10キロ離れた医療機関近くの発着場に無事到着し、看護師が荷物を受け取りました。

また、全長約1.5メートルの別のドローンには、医療機関で処方された薬が積み込まれ、中山間地域に向け出発しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療機関のオンライン診療が進んでも、現状では、服用する薬を薬局や病院まで取りに行かなければなりません。

高齢化や過疎化が進む中山間地域のこうした課題を、ドローンを使って解消するのが狙いです。

(薬を受け取った人は…)
「ありがたいです」

(和気町 草加信義町長)
「限界集落に住んでいる人が、病院や薬を取りに行くのに、朝から夕方までかかる。これが現実。これを短時間で解決することができるので、高齢者のみなさんも期待している」

(ヤマト運輸 小菅泰治専務執行役員)
「こういったことは一過性になりがち。いかに継続していくかがポイント。そのためには参画事業者が一体となって取り組むことが成功への近道」

6日の実験は、順調に終了したということです。

実証実験は、町内の2つの地区で、1月いっぱいまで週2回のペースで行われ、今後は発着場のない場所や住宅に直接届ける方法などを検証することにしていまます。
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