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2021.12.09

【備えのツボ】今こそ巨大地震への備えを 30年以内に起きる可能性70~80%【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。12月に入り、全国で相次ぐ地震。今こそ、大地震への備えを見直す時です。

(防災士 新田俊介記者)
「岡山・香川でも震度4を観測した先週の地震、ドキッとしましたよね。相次ぐ地震は次の大地震への警鐘かもしれません」

■「過去を知り今に備える」
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全壊した住宅。地域の大切な神社の鳥居も崩れ落ちました。岡山・香川で104人が命を落とした昭和南海地震です。
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震源は和歌山県の南でした。その2年前には和歌山県の東で東南海地震が発生。そして、2つの地震から80年近くが過ぎた12月3日、その近くを震源とする地震が起きました。
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■「南海トラフ巨大地震との関連は?」
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気象庁は、12月3日の地震について、震源が浅く規模も小さいとして、南海トラフ巨大地震が発生する可能性が平常時より高まっているとはいえないとしています。
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一方、だからといって安心というわけではありません。

昭和南海地震から2021年で75年。南海トラフを震源とする地震は、過去に約90年から150年の周期で発生し、待ったなしの状況です。
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押さえてほしい備えのツボはこちら。相次ぐ地震を備えのきっかけにしましょう。南海トラフ巨大地震が30年以内に起きる可能性は、70%から80%。それはきょうかもしれないのです。
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