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観光需要拡大へ期待とオミクロン株への不安交錯…にぎわう「こんぴらさん」の門前町は【香川・琴平町】

2021.12.29

観光需要拡大へ期待とオミクロン株への不安交錯…にぎわう「こんぴらさん」の門前町は【香川・琴平町】

帰省ラッシュの本格化とともににぎわいを見せているのが観光地です。

12月29日にオミクロン株の疑いがある感染者が初めて確認された香川県。観光業に携わる人は複雑な心境で年の瀬を迎えています。

風情漂うまちが多くの人でにぎわいます。「こんぴらさん」として知られる香川県琴平町の金刀比羅宮の参道です。

(観光客は…)
「祖母の家に帰省してきた。変異株もあって迷ったが、ずっと来られてなかったので…。」
「来年どうなるか分からないから、今の間に…と思って来た。来てよかった、雰囲気が良かった。」
「感染対策をしっかりして、楽しむところは楽しみたい。」

参道に店を構える中野うどん学校。

10月以降は修学旅行生などの団体客も回復し、コロナ禍前のにぎわいを少しずつ取り戻しています。年末年始の書き入れ時に期待していますが、全国で感染が広がるオミクロン株に、店の人は不安も感じています。

(中野うどん学校 羽藤裕子社長)
「やっと先が見えてきたかなというタイミングで変異株…。今一度、感染対策を徹底してお客様に安心してもらえるよう、冷静に受け入れ体制を整えたいと思っている。」

一方、金刀比羅宮では新年の準備が佳境を迎えています。1年前より参拝者が増えることが想定され、今後の感染状況には注意していきたいと警戒を強めています。

(金刀比羅宮 請川誠之禰宜)
「皆様自身が、参拝の時期をずらしているように感じている。我々も感染対策を十分にとってお参りの皆様にもとってもらって、安全なお参りをしてもらえたら。」

コロナ禍で迎える2回目の年の瀬。オミクロン株の動向など先行きが不透明な状況が続きますが、私たちがすべきことは基本の感染対策です。