OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2022.01.10

酔っ払ったから家まで送って…「110番の日」約3割が緊急性なし 適切な利用を【岡山】

1月10日は語呂合わせで「110番の日」です。

緊急時に警察に連絡する110番通報ですが、2021年、岡山県警が受理した通報のうち、約3割が緊急性の無いものだったことが分かりました。

昼夜問わずどこで起きるか分からない事件や事故。当事者や目撃者による警察への緊急通報の手段が110番通報です。

(岸下恵介アナウンサー)
「ここが岡山県警本部の通信指令室です。こちらで110番通報を受理し、現場の警察官に必要な指令を出しています」

通信指令室では、24時間、365日、交代制で110番通報に対応しています。

2021年1年間の受理件数は16万4559件でした。1日の平均は約450件、3分13秒に1件の110番通報ですが、一刻を争う中で、こんな通報もあるといいます。

(岡山県警通信指令課 蒲生寿宏次長)
「これは実際に受理担当者が受理した時にメモをしたものなんですけど、酔っ払ったから家まで送ってくれ、病院まで送ってくれという通報もある」

2021年、県警が受理した110番通報で、緊急性の無いものは4万3730件で、全体の約27%でした。

(岡山県警通信指令課 蒲生寿宏次長)
「緊急を要しない相談は、最寄りの警察署、交番、駐在所に問い合わせる。♯9110の相談電話を利用してほしい」

110番通報は、私たちの安全を守る大事なツールです。軽率な通報で緊急時の対応に支障をきたさないよう、適切な利用を心掛けることが必要です。