感謝の気持ちや大切な人への思いなどを電車の車内で伝えます。

岡山市中心部を走る路面電車で、一般の人が録音したメッセージを車内で放送するキャンペーンが２３日から始まりました。

（♪車内アナウンス）
「次は西大寺町です。」
「ママへいつもおいしいご飯を作ってくれてありがとう。大好きだよ、ゆうたとパパより。」

路面電車の車内アナウンスで思いを伝えられる、その名も「メッセージ伝車」。路面電車の利用促進などにつなげようと岡山市の岡山電気軌道が企画したものです。

（生本ひなの記者）
「キャンペーンへの応募はスマートフォンで簡単にできます。」

専用のホームページでアナウンスしたい停留所を選択し、停留所名を読み上げた後、伝えたいメッセージを録音し応募します。

採用された人には、放送が聞ける電車の時刻が事前に連絡されます。

放送されるのは９つの停留所がある東山線の車内で、２３日は４３人の声が採用されました。

（♪車内アナウンス）
「次は城下、岡山後楽園口です。」
「パパ、ママへ。岡山を離れてもうすぐ半年が経つね。いつも遠くから支えてくれてありがとう。」

「次は柳川です。」
「ヘルプマークを見ましたら、みなさんの優しさを少しだけシェアして下さい。」

「次は岡山駅前です。」
「岡山のおいしい食べ物を作って下さっているみなさん、ありがとうございます。」

（選ばれた人は…）
「使われてうれしい。普段から電車を使っているがよりワクワクする。」
「ヘルプマークの事を言えて良かった。」

（岡山電気軌道電車事業部　中島和也さん）
「岡山の街を盛り上げていく。そんなメッセージを感じてもらえれば。」

メッセージの受け付けは２３日までで、この電車は２月２６日と２７日にも運行されます。