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香川県は重点措置“延長” 課題は子供の感染防止 県立学校の半日授業を継続【香川】

2022.03.07

香川県は重点措置“延長” 課題は子供の感染防止 県立学校の半日授業を継続【香川】

香川県では3月7日から重点措置が再延長されました。

感染収束には子供への対策が鍵を握っています。

(小林宏典記者)
「高松市中心部の繁華街です。重点措置の延長で、時短営業は2カ月に及ぶことになります」

香川県では、県内全域で飲食店への時短要請と県立学校の半日授業を続けます。

県内で発生したクラスターの内訳です。

飲食店と会食は3%に抑えられている一方で、子供関連の施設が49%と半数を占めています。

子供への対策の要となっている学校の半日授業は高校が中心で、7日、実施している高松市内の小中学校は、中学校が入試期間のため21校あるものの、小学校は3校のみです。

(高松市 大西秀人市長)
「放課後児童クラブの児童の居場所をどうするか、家庭での負担も増える。感染拡大抑止を最大限に勘案しながら (学校に)検討してもらう」

(小林宏典記者)
「子供の感染を止める鍵を握るのはワクチン接種です。県内では善通寺市など5つの市と町で子供への接種が始まりましたが、副反応を心配する声も根強く、自治体も対応に苦慮しています」

(接種を受けた子供は…)
「副反応が出たら心配だったから、ちょっと嫌だった」

(保護者)
「副反応は心配だが、コロナになるよりはという考え」

(善通寺市保健課 北谷真有美課長)
「副反応は少なからず大人と同じで出ると聞く。その説明が市側として難しい。周りに感染させない、自分もうつらないという意識で、接種をPRすることが大切」

延長期間は3月21日まで。有効な対策が限られる中、県は2週間の猶予で出口戦略を探ることになります。