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県内初 ウクライナ避難民 三豊市が受け入れ表明 仕事の確保や教育面の支援を検討【香川・三豊市】

2022.03.11

県内初 ウクライナ避難民 三豊市が受け入れ表明 仕事の確保や教育面の支援を検討【香川・三豊市】

ロシアの軍事侵攻により、国外に避難するウクライナ人について、3月11日、三豊市が避難先として受け入れることを明らかにしました。

香川県内での受け入れの表明は初めてです。

(三豊市 山下昭史市長)
「今般のウクライナの情勢を鑑みて、ウクライナの避難民を受け入れたい」

三豊市の山下市長が、報道陣の取材に応じました。

市民や地元の企業から協力の申し出が相次いだことから、ホームステイや空き家、宿泊施設で受け入れる方針です。

(家の提供検討する市民 砂取ときさん)
「自分たちは、先人のおかげで平和なところで暮らしているが、同じ時に苦しんでいる人がいるのを知り、今の自分に何ができるか考えた」

市民の理解が広がっていることから、長期的な受け入れも想定し、仕事の確保や教育面の支援を検討しています。

現在、国外に避難するウクライナ人は200万人を超えていて、日本をはじめ世界各国で避難した人の受け入れが進められています。

コロナ禍前は外国人観光客が増え、国際交流を進めてきた三豊市。3月3日にはロシア大使館に軍事侵攻に対する抗議文を送っていて、国際的な危機に積極的にかかわる方針です。

(三豊市 山下昭史市長)
「ウクライナの映像を見ていると、子供たちが泣いたり、ケガをしたり、亡くなったりする中、他人事ではなく、当事者意識をもって受け入れるべき、助け合うべきだと思う」

(前川裕喜記者)
「避難するウクライナ人の受け入れの表明は、香川県では初めてです。今後、このエリアでも、人道的な支援の輪が広がりそうです」