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2022.03.15

「ドクターヘリ」国内“最後”の導入… 香川で4月開始へ連携確認 救急搬送に特化【香川】

香川県は、4月から医師を乗せて救急現場へ急行する「ドクターヘリ」の運航を始めます。

3月15日、医師とパイロットの連携を確認する訓練が行われました。

(着陸の様子)
「ブルーン」

消防からの要請で出動する「ドクターヘリ」。訓練は、建物の解体現場で事故が起きたとの想定で行われ、建物の倒壊でケガをした人を手当てし、スタッフ全員でヘリに乗せて医療機関に搬送する流れを確認しました。

ドクターヘリの運用では、救命率を上げるため、乗り込む医師や看護師、パイロットなどの連携が鍵となります。

多くの島を持つ香川県では、迅速な救急搬送が課題で、県の防災ヘリを使った救急搬送が年々、増えていました。

南海トラフ地震の発生も懸念される中、県は、救急搬送専門の「ドクターヘリ」の導入を決め、4月18日から運航を開始します。

(香川県医務国保課 小松裕宜主任)
「陸路搬送が難しかったり、時間がかかるところで、ドクターヘリの意義がある。県民の安全安心のため、消防医療機関運航会社などと連携して頑張りたい」

香川県のドクターヘリの導入は、全国で最も遅く、県は、新年度当初予算案で運用費用として約2億4550万円を計上しています。