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倉敷在住のウクライナ女性 故郷にも戦火が迫る…県知事に不安な日々を訴え【岡山】

2022.03.16

倉敷在住のウクライナ女性 故郷にも戦火が迫る…県知事に不安な日々を訴え【岡山】

ロシア軍の侵攻が長期化する中、倉敷市に住むウクライナ出身の女性が3月16日、岡山県の伊原木知事と面会し、現状を報告しました。

(リリヤ・バビィさん)
「すごく不安で、心も心臓まで痛くてずっと怖い状態」

ウクライナ西部のリビウ出身で、倉敷市在住のリリヤ・バビィさん。3月13日には、リビウ近郊にある軍事施設も攻撃を受け、リリヤさんの故郷にも戦火が迫っています。

現地の状況は?リビウに住む母親に日本時間のきょう午後、電話で聞くと・・・

(リリヤ・バビィさん)
「毎日避難指示が出る。いままでは夜中だけだったが、いまは昼も夜も。きのうは昼に2回も指示が出た。お母さんいわく、ミサイルの音とか普通に聞こえているし、ミサイルが飛んでいる途中は地震のような揺れがある」

リリヤさんは16日、岡山県の伊原木知事と面会し、現状を報告しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「ようやく第一歩を踏み出した。地域として、どうやって、困っているウクライナの方々に支援の手を差し伸べるか、リリヤさんを通じて練っていきたい」

倉敷市では16日、動きがありました。

伊東香織市長は市議会で、国外に避難するウクライナ人について、受け入れ態勢を整えていくことを、明らかにしました。

(倉敷市 伊東香織市長)
「ウクライナ出身の方がいる市として、まずは支援をしたいという声を挙げた。国としての受け入れ体制という事で、まずは親族や知人、それ以外の人についても、人道的な必要性があれば受け入れるとうたっている。市としても同じように検討していきたい」

倉敷市のこの対応について、リリヤさんは・・

(リリヤ・バビィさん)
「日本にウクライナ人が避難できることは、すごく嬉しい。本当にありがたい。大勢の人に避難してほしい」

リリヤさんの母親は、今後もリビウに残ると話しているということで、遠く離れた家族を心配する日々が続きそうです。