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2022.03.22

“女子用”スラックスにペットボトルが制服に…全国1位の学生服の産地も様変わり【岡山・倉敷市】

学生服の生産で全国1位のシェアを誇る岡山県の代表的産地、倉敷市児島の学生服メーカーでは、入学シーズン前に生産のピークを迎えています。
 
縫製工場に響くミシンの音。倉敷市児島の明石スクールユニフォームカンパニーです。
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こちらでは、この春、新入生たちが袖を通す学生服の生産がピークを迎えています。
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こちらのメーカーでは、全国約2000校のオリジナル制服を手掛けていて、入学シーズン前の2月から4月までの売上は、1年間の売上の8割を占めるそうです。
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多様化が進む制服に合わせて、こんな制服も人気を集めています。

(明石スクールユニフォームカンパニー 岡田拓朗さん)
「こちらはブレザー制服を採用した中学校の制服。近年、新たに制服を採用する学校は、女子体形用のスラックスも合わせて導入するケースがほとんど」
服4
女子用スラックスは、多様な性に対応するためだけでなく、防寒・防犯目的で導入する学校が増えているということです。
服5
服6
また、再生ペットボトル、約25本を使った制服です。環境への配慮を考え新たに導入されたもので、この春、倉敷市内の中学校で初めて採用されます。
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100年以上の歴史がある岡山県の学生服生産。メーカーはジェンダーフリーやSDGsなど多様化が進む制服のニーズの変化をキャッチしながら産業を守っています。

(明石スクールユニフォームカンパニー 田口史歩さん)
「学校は(学生が)着こなしやすい制服作りを一生懸命行っている。その思いを酌み取って制服を作っていて、(学生には)3年間大事に着用してもらい、この制服を着られて良かったと感じながら、卒業してもらえたら」
服8
明石スクールユニフォームカンパニーでは、この春約10万人の制服を全国に出荷するということです。
服9