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映画「とんび」のロケ地で注目も人口減少は深刻…今後のかじ取り役は?浅口市長選の課題【岡山】

2022.04.14

映画「とんび」のロケ地で注目も人口減少は深刻…今後のかじ取り役は?浅口市長選の課題【岡山】

任期満了に伴い4月17日に投票が行われる浅口市長選挙を前に市の課題を考えます。

観光資源を活用したにぎわいづくりや、人口減少対策が急務となっています。

昭和を思わせるノスタルジックな景観が広がるのは、浅口市のJR金光駅近くの商店街です。

実はここは、先週公開された映画「とんび」のロケ地。俳優の阿部寛さんが演じた主人公の住むまちとして、約1ヵ月間、撮影が行われました。

(市民は…)
「もともとある家が残っていて、それを大事に守っている。その価値を取り上げてもらえたのはありがたい」

(新田俊介記者)
「新たな観光資源に期待が集まりますが、こうしたきっかけをどう継続的な誘客に結びつけるかが課題」

手延べそうめんに、冬の味覚、カキ。東アジア最大級の天体望遠鏡、「せいめい」など、浅口市には様々な観光資源があります。

しかし、駅から観光地への主な交通手段がタクシーのみで、宿泊施設も少なく、2020年に市を訪れた9万人の観光客のうち、宿泊したのは7000人余りにとどまっています。

そして人口減少も課題です。2020年の国勢調査の時点では、市全体で約3万2800人で、10年前から9%減りました。

特に寄島町は、減少幅が20%を超えていて深刻です。

まちのにぎわい創出へ…。浅口市長選挙には現職と新人の2人が立候補しています。

(福田 玄候補40無・新)
「帰りたくなる、帰りたいと思える、住み続けたいと思えるまちにするために、新しい風をこのまちに、この社会に、新しい風を吹かす。新しい空気を入れていく。そうすることでこのまちが変わっていく」

(栗山康彦候補67無・現)
「現場の声を必ずこれからも市政に反映させていく。持続可能な浅口市をつくるということ。住民の市民の笑顔が見えるような、笑顔があふれる浅口市をつくる」

市民は地域の将来をどちらの候補に託すのか。浅口市長選挙の投票は4月17日です。