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2022.04.18

世界大会を決めた小学生ゴルファー マンツーマンで指導する父親の独自練習とは?【岡山・岡山市】

公園で無邪気に遊ぶ女の子。岡山市の小学校に通う、安藤すみれちゃん(8歳)です。
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およそ20分遊んだら…お父さんと一緒に別の場所に移動します。そこは…

小学3年生の女の子は大人顔負けの「ゴルファー」なんです。
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安藤すみれ選手は、3月に行われた世界ジュニアゴルフ選手権の予選となる西日本決勝大会に出場。7歳から8歳の女子の部で見事優勝し、初めての世界切符を手にしました。
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(安藤すみれ選手)
「(緊張した?)普通だった。でも勝つ気持ちはあったけど。(勝った瞬間は?)嬉しかった」
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3人兄弟で末っ子のすみれ選手は、ゴルフの国体選手でもある父・大祐さんとお兄さんがゴルフをする姿を見て、1歳から始めました。
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練習は、時間があればコースをまわり、ゴルフ練習場では毎日ショットを磨きます。

(安藤すみれ選手)
「(1日どのくらい打つの?)150球とか200球とか。(マメはできない?)小さい頃はできていたけど、もうできない。(将来は何になりたい?)プロになりたい。」

練習は大祐さんとマンツーマンで行っています。
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大祐さんは、成長期のすみれ選手にはあえてパワーを求めず、どんな状況でも対応できる基本的なスイングを徹底して指導します。練習では大祐さんお手製のスイング矯正アイテムも。
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(父・大祐さん)
「動きを覚えるのに口で言ってもわからないのでここに当ててとか。(どこで学んだのですか?)基本的に市販のものもあるんですが、それに近いものをすぐ代用できるので」

このスイングの反復練習はすみれ選手のアプローチ技術を飛躍的に向上させました。
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どんな状況でも自分のスイングができる…これこそがすみれ選手の最大の武器です。
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(父・大祐さん)
「魅力は、ちょっと苦しいなという時にびっくりするプレーが出たりとか、難しいなという時にさらっと寄せてきたりとか、緊張感が出た時にまた違う一味違うプレーができるのは凄い」
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家に帰ると大好きな家族がお出迎え。しかし…
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コロナ禍で練習ができない時に作られた特別な部屋。
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時間があればこのスペースも活用し、スイングの確認を行います。

親子で挑むゴルフ。大祐さんは家族の思い出をSNSに残しています。
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その理由は娘とゴルフができる幸せを日々感じているからです。

実は2020年、すみれ選手は滑り台から落下し、頭がい骨骨折の大けがを負いました。
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安静期間は4カ月。しかし覚えてきたスイングを忘れないようにと、退院してからはイメージトレーニングを毎日重ねてきました。

(父・大祐さん)
「あの時はもうゴルフ以前に、普通の生活ができるかどうかという、かなり心配な位のケガだったので。でも大きな障害もなくて本当に良かったかなと」

(安藤すみれ選手)
「(どんなプレーをしたい?)良いプレー。(目標は?)60台。(順位は?)1位」
ゴルファー 安藤すみれ18
(父・大祐さん)
「当然楽しくプレーしながら、しまっていくところではバシッとしたプレーができたら。最後は笑顔で終わりたいのでそこに向けて一つ一つ頑張っていきたい」

大祐さんもキャディーを務め、親子二人三脚で挑む世界ジュニアゴルフ選手権。7月11日からアメリカで開催されます。
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