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2022.04.27

耕作放棄地で“コケ”栽培 屋上緑化の材料にも 3年後1億円の売り上げ目指す【岡山・真庭市】

耕作放棄地で観賞用などのコケを栽培する実証試験が真庭市で始まりました。

コケの栽培が始まったのは真庭市鹿田にある田んぼです。

この取り組みは高齢化による後継者不足や米価の下落で増えている耕作放棄地を有効活用しようと、岡山市に本社がある農業機械メーカー小橋工業の持ち株会社などが取り組むものです。メーカーが開発した専用の機械を使って土を盛り上げ、水を貯めた田んぼでコケを培養するものです。

業者によりますと短い工期で設置でき、造成費用はコンクリート10分の1ということです。

(KOBASHI ROBOTICS 坂下翔悟執行役員)
「観賞用だけではなくビジネスとして産業廃棄している水の循環に寄与できる。地球環境問題を、社会経済を回しながら、今の社会課題を解決する」

コケは観賞用のほか屋上緑化のシートの材料になるということで、3年後は1億円の売り上げを目指したいとしています。