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2022.05.05

【備えのツボ】南海トラフ巨大地震で「8割断水」~日ごろから無理なく確実な備えを~【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。今回は災害時に起きる断水への備えを確認しましょう。

(防災士 新田俊介)
「蛇口から当たり前のように出る水が、もし出なくなったら。飲み水や手洗いなど暮らしに欠かせない水の用意は十分ですか?」
ツボ1
避難所に設けられた臨時の給水所。4年前の西日本豪雨では岡山県内8つの市と町の約2万戸で断水し、その期間は2週間以上に及びました。
ツボ2
阪神淡路大震災では約130万戸、東日本大震災では約257万戸など、大きな災害時にはほぼ例外なく水道管の損壊などによる断水が発生しています。
ツボ3
「南海トラフで8割断水」
ツボ4
私たちの命にかかわる断水。目を背けられないのが南海トラフ巨大地震の被害想定です。岡山では被災直後に県民の7割にあたる130万人が断水の影響を受け、1週間後も64万人が利用できないままです。香川では県民の8割にあたる76万3000人が断水の影響を受ける想定です。
ツボ5
国は飲料水として1人1日3リットルを目安に3日分を、手洗いなどの生活用水は別にポリタンクなどに用意するよう勧めています。
ツボ6
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。備蓄する飲料水は日常的に使いながら交換するローリングストックがおすすめです。家族で相談して、無理なく確実な備えを進めましょう。
ツボ7