いまから１００年以上前に岡山市で生まれた国内初の国産自動車が高校生らの手によって蘇り、当時試験走行したルートをトラックに乗せられて走りました。

１９０４年に岡山市北区表町で生まれた、「山羽式蒸気自動車」。

技術者の山羽虎夫が製造したこの車は実用化には至らなかったものの、日本最古の国産自動車と言われています。

今回、岡山商科大学付属高校・自動車科の生徒たちが当時の約３分の２の大きさのレプリカを製作しました。

５月７日は、１１８年前に試験走行した約１０キロのルートをトラックの荷台に乗せて走らせました。

（岡山商科大学附属高等学校　自動車科２年　新田匡さん）
「街に出て走ることがなかったので自分の作った車が走ってくれて嬉しかった。（山羽さんは）設計図なしで白紙から作ったのがすごいと思った。参考にしたい」

レプリカは秋頃に完成し、岡山市内の施設で展示されるということです。