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2022.05.11

芸備線“存廃”を含め議論…とJR側が初提案 今後の行方は?利用促進検討会議【岡山】

ローカル線の行方はどうなるのでしょうか。新見市を走るJR芸備線の利用促進策を話し合う会議が5月11日開かれ、JR側が初めて存廃を含め今後の路線のあり方を議論したいと提案しました。

(JR西日本岡山支社 須々木淳副支社長)
「この間の検討会議の成果課題を踏まえた上で、利用促進にとどまらず、地域の実情を踏まえて、特定の前提を置かない上で、将来の地域公共交通の姿についても速やかに議論を始めさせていただきたい」

会議でJR西日本岡山支社の須々木副支社長はこう切り出し、存廃を含め、あらゆる可能性を排除せず、あり方の議論を始めたいと提案しました。

芸備線を巡っては、4月、JRが公表した収支データで、岡山県内の区間では100円の収入を得るために約4000円の費用がかかっている厳しい現状が明らかになっていました。

突然のJRの提案を受け、沿線の自治体は…。

(岡山県県民生活部 池永亘部長)
「我々としてもこの場で初めて聞いたので、自治体の中で検討した上で、幹事会に諮っていくと今の時点では思っている」
(新見市 野間哲人副市長)
「利用促進を図っていくということは変わらないスタンスとして、幹事会で調整していくことになると 受け止めている」

人口減少が続く山間部のローカル線の行く末は。JR側の提案を受け入れるかを含め、今後、会議の幹事会で検討されることになっています。