成人年齢が１８歳に引き下げられてから初めて迎える国政選挙を前に、岡山市の高校生が模擬選挙などを通じて選挙の大切さを学ぶ授業が６月１日に行われました。

（候補者に扮した高校生の訴え）
「一人一人が特殊詐欺を見つめ直すことが、被害を減らす第一歩」

高校生が候補者に扮して自ら考えた特殊詐欺防止のマニフェストを訴え、同級生に清き一票を求める「模擬選挙」です。

岡山市中区の山陽学園高校で行われた選挙出前授業、誕生日を迎えると成人になる高校３年生に、選挙への関心を持ってもらおうと市選挙管理委員会が企画しました。

２０２２年４月、民法の改正で成人年齢が１８歳に引き下げられ、７月には引き下げ後、初の国政選挙となる参議院議員選挙が予定されています。会場には実際の選挙で使われる記載台や投票箱が置かれ、生徒たちは本番さながらの状況で意中の候補者に一票を投じていました。

（１７歳の高校生は…）
「私が書いたら日本の未来が変わるかもしれないと感じて、大人としての自覚が芽生えた」
「貴重な体験だった。高齢者だけではなくて若者の意見も国に反映させていけたら」

若者の政治参加が狙いの１つでもある成人年齢の引き下げ。高校生は授業を通じ、成人としての自覚を高めたようです。