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2022.06.01

心を癒す”昔ながら”の水車の音 田植えシーズン到来を告げる 60年以上続く水張り【岡山・津山市】

田植えシーズンが本番を迎えていますが、田んぼに水をくみ上げる昔ながらの水車が津山市で2022年も動き始めました。

田植えを前に1年ぶりに動く水揚げ水車です。津山市の南西部、田園が広がる中島地区では一部の田んぼで水車による水張りが60年以上に渡って続いていて、毎年6月1日になると水車が動き始めます。

水車を管理しているのは地元で農業を営む山根節夫さん(81)と畑安正さん(79)です。水車は直径約1.8メートル、幅約60センチで、2020年の春にスギやマツを使って製作されました。山根さんらは午前6時前から2基の水車を動かし、田んぼに水を入れていきました。

(水揚げ水車を管理する畑 安正さん)
「田植えの時期で夏が来たと思う。毎日ゆっくりゆっくり、24時間ずっと回りっぱなし」

水車はコメが収穫される前の8月末まで回り続け田んぼを潤します。