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旭川水系「20年ぶり」取水制限 水道10%カット…深刻な水不足懸念 県民に“節水”を呼びかけ【岡山】

2022.07.04

旭川水系「20年ぶり」取水制限 水道10%カット…深刻な水不足懸念 県民に“節水”を呼びかけ【岡山】

岡山市などの主な水源、旭川水系のダムの貯水率低下に伴い7月4日から20年ぶりの取水制限が始まりました。

4日朝、JR岡山駅前では市の水道局職員らがチラシを配り節水への協力を呼びかけました。

旭川水系の2つのダムでは貯水率が4日午前9時現在で合計22.3%と平年と比べて43ポイント以上低下しています。

国や県などで作る水利用連絡協議会では4日から上水道と工業用水で10%、農業用水で30%の取水制限を始めました。取水制限の開始に合わせて県では14年ぶりに渇水対策本部が設置されました。

(岡山県渇水対策本部 横田有次本部長)
「深刻な水不足が懸念され県民生活に多大な影響が出ることが心配される。県民の皆さんには身近なところから節水を心がけてもらいたい」

対策本部会議では市町村に渇水対策を依頼するほかメディアなどを通じて節水の呼びかけを行うことなどを確認しました。

岡山県の旭川以外の三大河川のダムの貯水率は4日午前9時現在で、高梁川水系で計58.1%(平年比―26ポイント)、吉井川水系で計92.5%(平年比―2.8ポイント)となっていて、高梁川も平年を大きく下回っています。