夏の高校野球、香川大会は、７月２６日高松市で決勝戦が行われ、シード１位の英明とシード２位の高松商業が３大会連続の顔合わせとなりました。

左腕のエース寒川を中心に走攻守バランスの良い英明に対し、プロ注目の強打者、浅野を擁する高松商業です。３回の裏、高松商業が先制のチャンスを作ります。２アウト満塁で５番山田。センター前へのタイムリーヒットで２点を入れます。

そして４回の裏、高松商業、１番浅野が最大の見せ場を作ります。１アウト２塁１塁で、英明のエース寒川の渾身の一球を振り抜きます。清原和博さんと並ぶ高校通算６４本目となる３ランホームラン。５対０と英明を突き放します。

その後、英明は４点を返し６対４で迎えた９回の表。２アウト２塁１塁長打が出ると同点の場面で英明の３番逢澤が打席に立ちます。しかしショートゴロに倒れゲームセット。接戦を制した高松商業が３大会連続２２回目の甲子園出場を決めました。

＜高松商業６－４英明＞

（高松商業　浅野翔吾主将）
「初めは浅野のチームとよく言われたが、僕だけの力でも勝てないし、周りの人が支えてくれ協力してチームが完成したので感謝したい。（甲子園は）ベスト８を目標にしっかり練習したい」

（高松商業　長尾健司監督）
「選手もすばらしい。この中で応援してくれている人、サポーター、控えの部員全員の力なのでそれを言いたい」

夏の高校野球は８月３日に抽選会が開かれ、６日に開幕します。