備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。台風についてお伝えします。

（防災士　小林宏典記者）
「８月と言えばこの暑さが本番ですが、８月に本番を迎える自然災害とは一体なんでしょう」

■８月は台風最多 ２００４年８月３０日、大型で強い台風１６号の接近と大潮が重なり、大規模な高潮被害が発生しました。

香川県で２万戸、岡山県で１万戸を超える建物が浸水しました。 ８月はほぼ毎年、台風が日本列島に接近、岡山、香川もその影響を受けています。

■情報集め事前に備え

８月は１年のうちで台風が最も多く発生する月で、本格的な台風シーズンの到来となります。

ここ３０年に発生した月別の台風の数です。年間平均２５．１個のうち８月は５．７個発生。１週間に１個以上、台風が発生する計算です。 しかし、発生後は気象台が台風の大きさや強さ、進路を発表しているほか、日本に接近するまでは時間の猶予があり、気象情報を活用し、備えを万全にすれば、被害を最小限に抑えることもできます。 そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。８月は台風の月、台風の発生を知ったら、いつどこに接近するのか情報収集しましょう。そして、台風が来る前に、身の回りのリスクや備蓄品の確認をお願いします。