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高松商・浅野が大会前に語った「決意」 52年ぶりベスト8進出 準々決勝は近江と 夏の甲子園【香川】

2022.08.16

高松商・浅野が大会前に語った「決意」 52年ぶりベスト8進出 準々決勝は近江と 夏の甲子園【香川】

夏の高校野球、香川代表の高松商業は、レギュラー2人が離脱する苦しい状況の中、3回戦で福岡代表の九州国際大付属を2-1で破り、52年ぶりのベスト8進出を決めました。

準々決勝の相手は、今大会投打で注目される山田陽翔投手を擁する滋賀代表の近江。初戦で2打席連続ホームランを放ち、ドラフト1位候補との声も上がる高松商業のキャプテン、浅野翔吾選手との対決にも注目が集まります。

高松商業の準々決勝は、8月18日の第2試合です。目標のベスト8からさらなる高みへ!勢いに乗るチームの戦いから目が離せません。

チームが大会前に語っていた決意を、8月4日の放送から抜粋して紹介します。

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香川県38校の頂点。甲子園への切符を賭けた104回目の夏、激戦を制したのは高松商業高校でした。アウト1つを着実に積み重ねるプレースタイルで、聖地での活躍を目指します。

2022年で創部113年を迎える高松商業高校野球部。これまで夏21回、春27回の出場を数える古豪として知られています。チームを率いる就任9年目、長尾健司監督はチームを表すキーワードとしてこの言葉を挙げます。

(長尾健司監督)
「高松商業は「一枚岩」で戦う。ベンチだけじゃなくスタンドと一体になり、目の前のプレーに集中する。これが一枚岩。ひとつのアウトをしっかり守れる、守りからリズムを作るチーム」

2021年12月には、元メジャーリーガー、イチローさんによる特別指導も行われ、選手たちの野球の向き合い方に大きな変化を与えました。

(長尾健司監督)
「当然、(県大会の)決勝の前も僕はイチローの教えからミーティングに入った。塁上でも落ち着いて、苦しくても全力で、それを続けてほしいと」

スタメン9人中6人が香川大会での打率4割を越える、強打が自慢のチームです。

プロ注目の強打者、キャプテン浅野翔吾。2021年の甲子園で全国にその名を知らしめたスラッガーは、2022年、スイッチヒッターとしても大活躍。PL学園時代の清原和博さんに並ぶ高校通算本塁打記録64本のさらなる更新にも期待がかかります。

(浅野翔吾主将)
「甲子園でホームラン打ちたい気持ちはあるが、1番打者としてしっかり全打席出塁を目指す。しっかり低い打球を意識しながら、たまたまいい形で入れたのがホームラン。ホームランを狙わずに低い打球を狙う」

(長尾健司監督)
「何回も対戦しなきゃいけない確率が増えるし、いきなり1番バッターから来られるとピッチャーの動揺もある。他校の監督のアドバイスでこうなった。良いアドバイスをもらったと思っている」

投手ではエース左腕の渡辺和大が140キロを超えるストレートを武器に全国の強豪校に挑戦します。

(渡辺和大投手)
「ストレートにはこの1年間、磨きをかけてきたつもり。しっかり(スコアボードに)ゼロを並べて打者の緊張を解いて気持ちよく打たせてあげられるようなピッチングをしたい」

チームの甲子園の目標は、2021年はたどり着くことができなかったベスト8です。

(長尾健司監督)
「意識してたたくとか、最後までボールを見るとか、体を正面に入れるとか、もう一度基本に帰ってやっていく。高松商業なので、たくさんの方から喜んでもらって、応援されている実感はあるし、もちろん「アンチ高商」もたくさんいる。「アンチ高商」もファンになるくらい頑張れよとイチローさんからも教わっているはず。何回も言うが、目の前のアウト、1個のアウトをきちっととる」

(浅野翔吾主将)
「甲子園行くに当たって、まだまだ修正点はある。できることをしっかりと、直すところは直しながらしっかりとやっていく」

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