真庭市の蒜山地方に古くから伝わる盆踊りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている「大宮踊」が１７日夜、市内の神社で行われました。

コロナ禍で３年ぶりに行われた大宮踊です。子孫繁栄や五穀豊穣を願うもので、７月から８月にかけ、真庭市の蒜山地区にある神社や寺などで踊られます。「大宮踊保存会」のメンバーなど約５０人が参加し、ゆっくりとした太鼓のリズムと唄い手の音頭に合わせ踊っていました。

（踊り手は）
「本番があるというのは、とても気持ちがいい」
「少し寂しい。例年に比べると店もない。でも、うれしい」
「人の集う所を作りたいので この祭りは続けていきたい」

笠岡市の「白石踊」、高梁市の「備中たかはし松山踊り」と並び、岡山県の三大盆踊りの１つにも数えられる「大宮踊」は１９日まで行われます。