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2023.01.31

「給食代も非常に苦しい状況。ありがたい」卸売会社が”学校給食1年分のコメ”寄贈【岡山・瀬戸内市】

物価高騰の中、企業が地元の学校給食を後押しします。瀬戸内市に工場がある大手コメ卸売会社が1月31日、市内の学校給食に使う1年分のコメを寄贈しました。

贈られたのは瀬戸内市産のコメ約30トンで、市内の保育園や小中学校などに通う児童・生徒ら約3800人の給食の1年分です。

市内に工場があるコメの卸売会社大手の木徳神糧が食育の一環として贈ったもので、自治体の事業に寄付した企業の税負担を軽くする企業版ふるさと納税制度を活用しています。

(木徳神糧 鎌田慶彦副社長)
「地元で作られたものを地元の子供たちが給食で食べるといういい循環がとれる」

木徳神糧は、瀬戸内市が取り組む「学校給食の地産地消100%を目指すプロジェクト」に賛同し寄贈したもので、武久顕也市長から感謝状が贈られました。

(瀬戸内市 武久顕也市長)
「物価が高騰して給食代も非常に苦しい状況のなかで、1年分のコメを子供たちにいただけるのはありがたい限り」

コメは23年4月から1年間納められ、約20の公立の保育園や小中学校などの給食で使用されます。