2020.10.06
「楽器寄附ふるさと納税」制度とは…家庭に眠る楽器を学校に寄付【香川・東かがわ市】
楽器不足や劣化に悩む学校の支援策として期待されます。東かがわ市はふるさと納税の制度を利用し家庭などに眠る楽器の寄付を募る取り組みを中四国で初めて導入しました。
(大川中学校 音楽部員)
「(ケース開ける)もう、ひしゃげまわってほとんど管も抜けない。ピストンも重いし。(吹いてみる)こんな感じの、変なかすれた音しか出んのです」
東かがわ市の大川中学校です。
放課後の音楽室では音楽部の生徒14人が冬に開かれる県のコンクールに向け練習に励んでいます。部員たちの1番の困りごとが、学校の備品でもある管楽器の劣化。数十年にわたり代々の部員が使ってきたトランペットなどは指が触れる部分を中心に塗装がはがれてボロボロです。
(大野樹 記者)
「楽器もそうなんですが、ケースもかなり年季が入っておりまして、衝撃を防止する淵のカバーもこのように壊れています」
こうした状況を受け、東かがわ市が10月から導入したのが「楽器寄附ふるさと納税」という制度。家庭などに眠る使わなくなった楽器を自治体を通して学校に寄付してもらおうという取り組みです。
寄付をする人は、ウェブサイトから楽器と自治体を選択。楽器は、専門業者の査定を経て自治体に贈られます。寄付をした人は、通常の「ふるさと納税」のように査定額分の税金の控除を受けられる仕組みです。
2018年、三重県いなべ市でスタートして以降、全国15の市や町が制度を導入していますが、中四国での導入は東かがわ市が初めてです。
(東かがわ市地域創生課 橋本裕生主査)
「楽器自体が中々高価で新品の購入が難しいし、使われている方の思いもある。寄付によって継続的に交流するきっかけができ関係人口の創出も考え導入した」
市では大川中学校など4つの小中学校で8種類の楽器を募集していて備品不足に悩む公立学校の支援策として期待されます。
(音楽部の生徒は…)
「うれしいですね。後輩たちも喜ぶと思う」
「私たちみたいに楽器が足りなくて困っている人が助けられると思う。とても良い」
東かがわ市の「楽器寄附ふるさと納税」はウェブサイトを通じて随時、申し込むことができます。
(大川中学校 音楽部員)
「(ケース開ける)もう、ひしゃげまわってほとんど管も抜けない。ピストンも重いし。(吹いてみる)こんな感じの、変なかすれた音しか出んのです」
東かがわ市の大川中学校です。
放課後の音楽室では音楽部の生徒14人が冬に開かれる県のコンクールに向け練習に励んでいます。部員たちの1番の困りごとが、学校の備品でもある管楽器の劣化。数十年にわたり代々の部員が使ってきたトランペットなどは指が触れる部分を中心に塗装がはがれてボロボロです。
(大野樹 記者)
「楽器もそうなんですが、ケースもかなり年季が入っておりまして、衝撃を防止する淵のカバーもこのように壊れています」
こうした状況を受け、東かがわ市が10月から導入したのが「楽器寄附ふるさと納税」という制度。家庭などに眠る使わなくなった楽器を自治体を通して学校に寄付してもらおうという取り組みです。
寄付をする人は、ウェブサイトから楽器と自治体を選択。楽器は、専門業者の査定を経て自治体に贈られます。寄付をした人は、通常の「ふるさと納税」のように査定額分の税金の控除を受けられる仕組みです。
2018年、三重県いなべ市でスタートして以降、全国15の市や町が制度を導入していますが、中四国での導入は東かがわ市が初めてです。
(東かがわ市地域創生課 橋本裕生主査)
「楽器自体が中々高価で新品の購入が難しいし、使われている方の思いもある。寄付によって継続的に交流するきっかけができ関係人口の創出も考え導入した」
市では大川中学校など4つの小中学校で8種類の楽器を募集していて備品不足に悩む公立学校の支援策として期待されます。
(音楽部の生徒は…)
「うれしいですね。後輩たちも喜ぶと思う」
「私たちみたいに楽器が足りなくて困っている人が助けられると思う。とても良い」
東かがわ市の「楽器寄附ふるさと納税」はウェブサイトを通じて随時、申し込むことができます。